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2007-07-10 Tue 22:23
★★★★☆ 買って読んで満足できた本
久々に小説でもと思って、何気なくついでに買ったのですが、
いい本です。泣けます。
通勤中に読んでいたのでちょっとやばかったです。
石田衣良さんの作品は初めて読みましたが読んで良かったです。
この本は短編集ですが、本のタイトルにもなってる『約束』という小説は
6年前に起こった付属池田小学校事件(ご記憶の方も多いと思いますが、
大阪の小学校に男が乱入して児童らを無差別に20名以上も殺傷した事件で
犯人はもう死刑執行されているそうです)への憤りが基になって
生まれたと、あとがきにあります。
その後、短編小説の依頼が来て、この事件を想い出し、
その被害者のための鎮魂歌としてこの短編を書かれたそうです。
そういう作者の思いの感じられる
死と生について考え、そして泣ける小説です。
この短編集にはもう一つ『天国のベル』という短編で、やはり、
「死者と生者の交流」が描かれています。
この短編も泣けます。
映画『シックス・センス』に引き続き
同じような題材の小説とぶつかりました。
という事は、今の自分にとって重要なテーマなのかも知れません。
「泣ける」つながりで・・・
『鏡の法則』コミック版
がいよいよ今日から発売されました。
アマゾンで予約してあるので、本が来るのが楽しみです。
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